物流キーワードWiki

陸上運送

ミルクラン

日本語では巡回集荷と訳される。決められたルートに従って巡回して集荷を行うことをいう。納入量がトラック一台に満たないような少量の場合、あるいは巡回先が一定の地域に密集している場合などに用いられる。牛乳業者が 酪農家の間を回って牛乳を引き取っていく様になぞらえた用語である。

IT点呼

トラックドライバーに対して運行前に義務付けられている体調、飲酒の確認など各種点呼を「パソコン上でインターネットを用いて遠隔で行える」というもの。アルコールチェッカーや免許証リーダーなどの専用機器が接続されたパソコンを使うことでテレビ電話のような感覚で確認が行えるというとても便利なシステムである。
これによって、これまでは管理者と対面で行わなければならなかった点呼確認を、出先などから簡単に行えるので、ドライバーや事業所にとって負担が軽減される夢の様な技術(と制度)となっている。

一貫パレチゼーション

パレット積みのまま発送から到着の荷卸しまで一貫して輸送する方式をいう。積卸しはフォークリフトによって行われる。積替えの省力化の効果が著しく、コンテナやトラック、貨車の回転率が高くなり、また荷物の傷みが少ないなど多くの利点がある。難点とされるパレットの回収についてはパレットプールシステムで対処している。

「パレットプールシステム」一貫パレチゼーションでは、発地から着地までパレット積みのまま輸送することから、使用したパレットを発地へ返却・回収しなければならないが、紛失や回収の手間等の問題がある。そこでパレットを共用制にすることでこの問題を解消しようという試みである。つまり、到着して空いたパレットを着地付近で別の荷主が利用する方式である。

帰り便

チャーター便の運航にて発地から着地までの片道の運行を「行き便」や「立ち便」、着地から発地までの片道の運行を「戻り便」や「帰り便」と呼んでいる。
現在は荷物の動きが地方から都市に集中しているため、「行き」の荷物はあっても「帰り」の荷物が無い場合が多く、帰り便を活用させるサービスに知恵をしぼっている。

共同配送

荷主や輸送業者が互いに共同で集貨や配達をすることを共同配送という。異なった荷主が共同で特定の輸送業者を利用する共同配送(荷主共同配送)と、複数の輸送業者が互いに利用しあう共同配送(輸送業者間共同配送)の2種類に分けられる。少量の貨物をばらばらに配送すれば、輸送費がかさんで配送効率が低下するばかりでなく、道路交通の混雑が増大する。そのため、荷主や輸送業者にとって輸送効率を上げる一方、道路交通の混雑を避けるため、共同配送の必要性が提唱されるようになった。

ピギーバック方式

アメリカでは長物車(Flat Car)にコンテナやトレーラを積んで走る編成列車。高速で拠点間を輸送する。ピギーバックとは、相乗りとか便乗を意味する語。我が国では、コンテナ積載をコンテナ列車、トラックやトレーラをそのまま積載する場合をピギーバックと呼ぶ。ピギーバックは、1986年11月初めて営業運行を開始した。JR貨物では、現在、4トントラックを主体に石油積みタンクローリーをもピギーバック輸送している。

モーダルシフト

輸送モード(方式)を転換すること。具体的には、トラックによる貨物輸送を船または鉄道に切り換えようとする運輸省の物流政策。過度のトラック輸送がもたらす大気汚染や交通機能の麻痺を解消し、大量輸送機関である内航海運やJR貨物によって物流労働力の不足をも緩和しようというもの。そのためには、内航海運の総量規制の修正やJR貨物の長大列車運行を可能にする基盤づくりが求められる。

受委託点呼(共同点呼)

点呼の受委託は、深夜・早朝時間帯の点呼が中小事業者にとって運行管理者を確保する上で負担となっていることから、貨物自動車運送事業法第29条に基づく業務の管理の受委託(共同輸配送や共同購入など)の一形態として実施。これにより、事業の共同化を通じた経営環境の改善が期待される。
受託営業所は、管轄する運輸支局を経由して地方運輸局に許可申請する。受託の要件はGマーク営業所であること、また委託営業所もGマーク営業所または過去3年間に重大事故を起こしておらず、かつ点呼実施違反の行政処分を受けていない営業所であることが条件。
受委託契約を締結するとともに、委託営業所はあらかじめ運転者の健康状態や自動車の点検整備の状況が分かる書類を受託営業所に提出。点呼実施時に、運転者は前日からの休息時間など労働時間が分かる書類を点呼実施者に提示する。

RFID

微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組み。流通業界でバーコードに代わる商品識別・管理技術として研究が進められてきたが、それに留まらず社会のIT化・自動化を推進する上での基盤技術として注目が高まっている。

ウイング車

バン型トラックの天井部分と一体構造の荷室側壁を同時にはね上げて、側面を大きく開放する方式のトラック。鳥が翼を高く上げた時の状態に似ていることからこの呼び名がある。特に、大型車でのフォークリフトによるパレット荷役が容易なので、トラック合理化車体のエースとなっている。

デポ

輸送を効率的に行なうために設けられた集配の中継および配送所をいう。顧客サービスを目的としたものもある。一般に需要地に近い場所に位置しており、末端配送所ともいわれている。ここで取り扱われる貨物はディストリビューションセンターやトラックターミナルなどと連携して方面別にロット化されてシステム輸送されるケースが多い。配送、集荷が主な機能であるので貨物の滞留時間は短い。ほかに、補給廠(ほきゅうしょう)、停車場(米国)、貯蔵所、置場(英国)の意味もある。

トラック冷房システム

トラックの荷台の屋根部分に設置するアモルファスシリコン系薄膜太陽電池と、エンジン系統から独立した同システム専用の冷房装置、バッテリー、制御回路で構成される。太陽光発電で冷房機を運転できるため、真夏でもエンジンをかけることなく停車中の運転室内の温度を下げることが可能。これにより、春~秋の期間で10トントラック1台あたり約 460リットルの軽油消費を削減できるという。また、走行中の冷房エネルギー源を軽油から太陽光発電に切り替えることで、同じ期間で25リットル以上の軽油の消費削減が見込めるとしている。

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