M.N

物流にはトラックやローリー、鉄道コンテナなどさまざまな輸送形態がありますが、これらをうまく組み合わせることで最適な輸送を実現するのが陸運部門の役割です。所属する営業部陸運2課では、三菱ケミカル社、三菱ケミカルグループ会社の包装製品をトラック、トレーラー及び鉄道コンテナを利用し日本全国のお客様のもとへ輸送しています。入社当初はデリバリー業務に従事していましたが、現在は料金管理と実績管理を担当しています。料金管理とは、計上されている料金が実際の料金と合っているかの確認、パートナー会社やお客様への請求書発行、新規輸送の見積料金の算出などです。実績管理では、毎月の課の売上や損益を資料にまとめています。十分な解析をして課題を見つけだし、収支向上策を立案することが目標です。

グループの規模が大きく、事業の安定性や継続性があると感じました。また、化学品に特化した輸送ノウハウと経験があるという強みも決め手となりました。

就職活動時、業界研究を進め、会社説明会に参加していく中で、物流業界のスケールの大きさや多種多様な領域や機能があることを知りました。物流は生活に重要な隠れた社会インフラです。人々の生活を支えている物流に携わりたい、多種多様な業務に携わりたいという思いから総合物流企業を中心に就職活動を行っていました。さらに、海外との繋がりがある仕事ができることも魅力に感じました。

入社一年目で配車・デリバリー業務に従事し始めてすぐ、西日本豪雨という大きな災害がありました。中国地方でJRの線路が流されてしまったため、主な輸送を鉄道コンテナで行っていた九州地方への輸送が困難になり、輸送の手配が困難な状況でした。しかし、部内や協力会社の方々に協力いただき、全員の努力があって何とかこの難局を乗り越えることができました。イレギュラーな状況でも粘り強く対応したことで一皮剥け成長したと感じます。

こうした状況でも一致団結できるよう、日ごろから職場の雰囲気・風通しを良くすることを心掛け、協力会社の方ともよくコミュニケーションをとっています。雑談も時々しつつ、困っている様子が見えたらなるべく声を掛けて、助け合える環境づくりをしています。